第2章 私の好きなひと
わかってる。こんなに怒るのは。昔に私は知らない男につけられて襲われかけたことがあったのだ。
その時に、一番にかけつけてくれたのもてっちゃんだった。
「お前さ、隆二と付き合えよ。」
予想もしなかった言葉。
「え。。」
「俺はお前の子守りはもう引退ってこと。もう疲れた。」そう言うと頭をポンポンとたたいてきた。
「てっちゃん。。」いつも私のそばに居てくれたてっちゃん。この時間を手放したくなくていつも彼に甘えていた。
「うん。わかった。あ、でも隆二君のことはべつ。そんな理由で彼の気持ちに応えたくないから。」
「わかってるって。」
その日から、私もてっちゃんもお互い連絡をしなくなった。
反比例して、隆二くんとの距離は近くなっている。
今日は彼とご飯をたべにいく。
ご飯を食べたあとに、二人で横浜にドライブへ行った。