第2章 独占欲。
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それは駄目だ。
ガマンしなきゃ、ガマンしな「まあ、ゆあが声抑えられるとは思えないんダケドネ」
下から逃げられない快感が襲ってくる。
覚くんが愛しいものを見る様に、私を見る。
さっきまでは聞こえていた筈の周りの
寝息が聞こえなくなった。
みんな起きてしまったのかもしれない。
そう思ってるのもお見通しなのか
彼は『えっちダネー』って言って嗤った。
「も、っ♡もお♡♡だめ、ダ、っメ、♡」
「うん、一緒にイこうヨ」
聞こえるのはお互いの吐息と身体がぶつかる音。
見えるのは愛しい彼。
—————モウ、限界。
「あ…ッ、あ゛あぁ♡♡♡♡」
「…カワイイ」
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