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【降谷零】意地悪すぎだよ!降谷さんっ!!~翻弄しすぎの上司~

第14章 蜜月夜・・・


突然雅に名前を呼ばれ、好きと言われた降谷の理性が持つ訳もなく…

「ごめんね…急に好きとか…そんな空気でもないのに…ンッ」

顎を持ち上げ、強引とも取れるほどに唇を重ねる。


チュ…チュク……

クチュ…


雅の息を吐かせることもないまま、何度も重ねていく…やっと離れたと思えば角度を変えていく降谷のキスに雅は頭の芯が解けそうな感覚に陥り始めていた。

「ン…ハァハァ…」

腰を抱き、支えるように抱きしめた降谷の腕に巻き付くようにしがみついた雅を上から見つめ、耳元に唇を寄せると囁く様に降谷は問うた。

「…ベッド…行く?」
「…ッッ」

一緒にベッドを共にしたことはあった…しかしそれは不可抗力といおうか…起きたら横にいた…そのパターンばかりだった。しっかりとした意識の中、降谷の口からこの言葉を聞くとは正直雅も思っていなかった。

「雅?…それともここがいい?」
「…その……」

返事に戸惑う雅はきゅっと胸に顔を埋める。

「……ベッド…行く?」

再度の降谷の問いかけに雅は小さく頷いた。ふわりと抱き上げ、ベッドに連れて行く降谷。ゆっくりと降ろすとそっと額にキスを落とす。

「…ッッ」
「…もう1回…呼んで?」
「え?」
「さっきみたいに…」
「……ッ…ぃさん…」
「聞こえない…」
「零…さん」
「何?」
「何って…呼べって…」
「知ってる…クスクス」

真っ赤になる雅を抱き寄せてそっと首に顔を埋める。

「雅…好きだよ…」
「…ッッ」

するりと雅のトップスを脱がせる降谷。促されるままに脱がされた…インナーも次いで脱がしていく。

「…ッッ」
「…怖い?」
「…フルル…でも…」
「でも?」
「……恥ずかしい…」
「…クス」

ドサっと押し倒して上から見下ろした降谷…潤んだ瞳で下から見上げる雅の目に吸い込まれるかのように唇を重ねる。

唇は頬に移り、耳を甘噛みし、首筋に降りていく。

「ン…」
「かわいい…」
「……ッッゥ…ン」

少し体を捩りながらも降谷の愛撫に感じている雅。
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