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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第7章 美しき暗殺者 シンドバット [完]



ガヤガヤ_____


『これがシンドリア…豊かな国だな…』


笑顔で行き交う人々に目をやる。



『(酷なことだがこの国の王を殺すのが私の役目…!!!)』



ゆっくりとした足取りで王宮へ向かう。





_____王宮



下女「リャン!このお茶とコーヒー王様とジャーファル様に届けてくれない?」

下女「ぇえ!わかったわ!!」


下女達がやり取りする姿を見つめる。

『(リャン…あの子になりすまし王に近ずけばッ!!!)』


リャンと呼ばれた女性がお盆に乗せた二つのカップを運ぶ。


『それ、私が運ぼう…』

スっと後ろに立ちリャンの首に手刀を決める。

お盆を手に持ち倒れたリャンを見る。


『すまないな…服も借りるぞ…』

リャンの服を脱がし素早く着る

何事も無かったかのように下女の姿で廊下を歩く



『王室はここか…』


ドアノブに手を伸ばしたその時……

ジャー「あんのバカ殿がぁあああ!!!」

部屋の中から大きな声と共にバンッと扉が開いた。

『!きゃっ!!!』
飲みものを零しそうになる。

ジャー「すみません!貴女、シンを見ませんでしたか!?」

ジャーファルはを見る。

『(顔を見られたら不味いか…)見ておりません。』

頭を下げジャーファルに言う。


ジャー「そうですか……」

ジャーファルは辺りを見渡す。

ジャー「シン!!!どこにいるんですか!?大人しく出てきなさい!!」

周りを隅々まで見渡しながらあるいていく。

開けっ放しの部屋を見渡しながら…

『なんだ…ここには居ないのか…』

部屋に入り辺りを見渡す。


『執務室か…』

机の書類を見つめる。


『夜に出直すか……』


は部屋を後にした。


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