第5章 滅んだ民の生きる場所 シンドバット [完]
『シンッ!!!私はなにしたらいいか!?』
嬉しそうにシンドバットを見つめる。
元気であればはしゃぎ回っていたであろう。
シン「うん。とりあえず横になろうか?」
シンドバットはベッドの端に座った状態のを姫抱きするとベッドの中心に戻し横にならせた。
シン「今はとりあえず安静にしとくこと。だな!」
ニッコリ笑いかけるシンドバット。
『……シンがそう言うのなら…』
明らかにしょぼんっとなる
シン「元気になったら俺の仕事を手伝ってくれ…」
頭を撫で眠りを誘うシンドバット。
それに抵抗することも無くスっと眠った
三日後_____
『シンここ計算違うぞ!!!』
『シン、ジャーファル!息抜きのコーヒー持ってきたぞ!!!』
『シン!書類の上で寝るな!インク付く!』
『シン!午後の仕事は以上だ!!!あとはどうする?』
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ジャー「シン、時折が犬に見えるのは私だけでしょうか?」
シン「いや。俺にもそう見える。子犬な…」
ジャー「シンとの誓いがよっぽど嬉しかったんでしょうね…」
シン「シンドリアの宮中では知らないものは居ないだろうな。」
ジャー「常にシンと一緒に居ますもんね…寝る時以外は…」
シン「最近はシャルルカンに剣術を習ってるらしい。」
ジャー「私はヤムライハに魔法を習ってるって聞きましたよ?」
シン「何になりたいんだは……」
ジャー「強いと思ったものに反応する癖がある様で私の所にも来ましたよ…すべてはシン、貴方を守る為の様です。」
シン「可愛いじゃないか…」
敬愛と慈愛を統べる者。その名も。
彼女の物語は始まったばかり。
[完]