第3章 最高の魔導士 シンドバット [完]
『シンッ!ジャーファルッ!ヤムライハさんッ!』
グズッグズッと泣きながら三人の名前を呼ぶ。
シン「どうした??」
ジャー「どうしたんです?」
ヤム「どうしたの??」
私のことはヤムライハでいいわと肩を撫でるヤムライハ。
『わ、私は…ここ、にシンドリアに居たい…ッ!!!』
父の所には……帰りたく、ないッ……
と泣きながら言う
ジャー「…シン」
ヤム「…シンドバット王」
二人はシンドバットを見る。
シン「…、お前は自分の次元に戻るんだ……
なんて一言も俺は言ってないぞ?」
掴む手に少し力を入れ引き寄せ抱き締める。
ジャーファルとヤムライハは二人を見守る。
『______シンッ、わ、たしここに居てもいいの?』
うっく……としゃくりを上げながらシンドバットに聞く
シン「あぁ、当たり前だ!!!
俺の方からも頼もう…俺の傍に居てくれ。」
を胸から少し離し瞳を見てハッキリと言った。
もシンドバットの瞳を真っ直ぐに見て…
『はいッ!!!』
と答えた。
シン「よしっ!そうしたらこの三人を主犯格の共へ送れるか?」
出来ればシンドリアへの行き方も忘れてくれると助かるんだか……とシンドバットは言う。
肩を抱いて三人に向き直る
『うん!大丈夫。次元移動魔法は得意分野。落としたいとこに落とせるし行けもするから……
記憶操作も大丈夫!1度だけやったことがあるから…
シンドリアへ来たことすべて忘れろ___記憶操作魔法"スーパーロ"!!!
この三人を父の所へ_____次元移動魔法 "トリアル"!!!』
キィイイイイイイイン____
と音がなり三人が光に包まれる。
光が筒状になりだんだん細くなっていく……
光が消えた所には三人姿はなかった。
『完了___です。』
隣に立つシンドバットを見る
シン「流石だな、最高の魔導士だ!!!
改めてようこそ我が国シンドリアへ!」
片手をとり両足を少し曲げお辞儀しながら礼をするシンドバット
シン「そしておかえり。」
ジャー「おかえりなさい。」
ヤム「おかえり。!」
『ただいま』
[完]