第20章 媚薬を飲んでしまったら シンンドバット (裏無)[完]
『やっと終わった…』
きゅう…と机にへばりつき書類を握りしめる。
『(疲れたな~…下女に言って何か美味しいもの貰ってきてもらおうかな…まぁ、あと少しで晩御飯だけど…)』
は~~~…とため息をつきげんなりと机に凭れかかる。
『あ!』
はピコンッと思い出す。
『そう言えば前街に行った時試供品の栄養ドリンク貰ったんだった。』
瓶には"いろいろ元気になるジュース♡"と書いてあった。
『(あったあった、とりあえず一口。)』
ごくん_____
カシュッと瓶を開けくい、と一口飲む。
『(……。)』
ムラァ……
『(?…?…。)』
身体の異変についていけない。
シャル「王サマ…」
風呂上がりのシンドバットを呼び止めるシャルルカン。
シン「シャルルカンかどうした?」
シャル「さっき新しい戦法思いついたんすけど…晩御飯前にちと手合わせに付き合って欲しいですけど…」
アリババじゃ相手にならなくて…とシャルルカンはシンドバットに言う。
「シャルルカン、きみな見ての通り風呂上がりなんだが…」
腕を組みシャルルカンを見るシンドバット。
シャル「終わったらまた一緒にはいればいいじゃないっすか。」
『それ、私もお付き合いしても?』
が二人の会話にいきなり入ってきた。