• テキストサイズ

【マギ】短編集 中編集 の予定。

第15章 愛し君に… シンドバッド [完]




裏路地廃墟_____


『誰か来た…』


は頭の布を巻き直すとその部屋を後にする。




シンドバットside



シン「ここが取り壊し予定の廃墟か…」


ジャー「はい、結構古いですし…建付けも危ないので」


そう言うジャーファルの足元の床が崩れた。


ジャー「この様に…足元には注意してくださいよ?シン。」


シン「なるほどな。これは危険だな…」


自分の足元を確認しながら歩いていくシンドバット。


シン「ん?ジャーファル…ここは廃墟なんだよな?」


シンドバットは足元を見たまま動かない。


ジャー「えぇ、こんな危険な所誰もいないはず…」


ジャーファルも自分足元を見る。


シン「真新しい足跡だ。しかもこれは…出入りしてるぞ…」


シンドバットは足元の足跡へと触れる。


テテテテテテ_____


ジャー「足音……ですね。」


辺りを見渡すジャーファル。



シン「近いぞ!」


シンドバットも辺りを見渡す。


ジャー「シン!上です!!!」


シンドバット、ジャーファルのさらに上の階を走る人影。


ジャー「大きさ的に子供ですね…危険です。子供の重さでも床は崩れやすくなっています!!!」

シンドバットにそう伝えるジャーファル。



シン「君!止まってくれ!!」

シンドバットがそう声かけるも子供は止まらない。



ピシィ_____ボコンッ……


『わッ!!!』


子供の足元が崩れシンドバットの階まで落ちていく。



ジャー「危ないッ!!!」



子供は空中で回転しながら体勢を立て直し両手両足で着地する。



シン「ジャーファル行くぞッ!!!」


シンドバットはジャーファルと共に子供の元へ走る。




/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp