第11章 水氷の姉妹 シンドバット [完]
『私よりも早くに会ったから…とても親しげなのですね。』
紅玉に涙拭かれながら言う。
紅玉「そ、そうよ!よりも前にシンドバット様とは会ってるのよぉ?」
だから笑って頂戴?と紅玉は笑う。
『ん、うん。紅玉姉様がそう言うのなら…』
ぎこちなくはあるが笑う。
紅玉「はぁ〜」
紅玉は安心したかのように息を吐く。
ジャー「様の涙に弱いのですね……」
紅玉「昔からこの子が泣くのは苦手なのよ……」
紅玉はジャーファルに言う。
ジャー「お二人は双子でいらっしゃいますよね?」
紅玉「そうよ。一卵性双生児…見た目が似てるでしょう?」
ジャー「性格は真逆でいらっしゃいますね?」
紅玉「は昔から気が小さいのよ…迷宮を攻略してもそれは変わらなかった…」
ホッしてる自分もいるのだけれど…ね。と紅玉はジャーファルに話す。