第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
アラ「それでね!その時アリババくんがッ」
アリ「やめろよアラジンッ!!!恥ずかしいだろ?」
アラジン、アリババが話す中とモルジアナは聞きに徹していた。
『なるほど…アリババくんはお熱になりやすいのね!』
クスクス笑う
アリ「なッ!!!」
顔を真っ赤にするアリババ
『修行の時もカッコよかったわよ?』
アリ「ど、どこがたよ!?」
真っ赤のまま言うアリババ
『一生懸命なのはいい事なのよ?』
アリ「年上をからかうなよ!」
手で顔を覆うアリババ。
モル「照れ屋な一面もありますしね。」
アリ「モルジアナまで……」
がくりと項垂れる。
シン「ハハッ!!!アリババくんも大変だな…」
書類仕事をしながら会話を聞いていたのか笑い出すシンドバット。
ジャー「シン様、また計算が間違えてますよ…」
しっかり集中なさって下さい。とジャーファルに注意されるシンドバット。
アリ「シンドバットさんも大変そうっすね…」
シン「分かってくれるか…」
二人は意味ありげに見つめ合う。
『二人は仲良しだね!』
ニッコリ笑う。
アラ「さんはボクとモルさん、アリババくんやジャーファルお兄さん、シンドバットおじさんもそれに、それにね。」
シャルルカンお兄さんやマスルールお兄さんとだって仲良しじゃないか!とアラジンは笑う。
『ッ!!!そうだね~!もう一人じゃないんだね。』
アラジンの言葉に目を見開くと嬉しそうに頷く。
シン「そうだぞ?此処には沢山に人が居るから困ったら近くの人にすぐ言うんだぞ!」
俺の名前出せば連れてきてくれるからな!と書類から目離し言うシンドバット。
『うん!分かった!』
ありがとう、シンと笑いかける。