• テキストサイズ

My Horned Owl Boy vol.2

第9章 及第点。




「……やっぱり、まおは出来る子だー」

「雪絵ちゃんもそう言いながら
同じくらいの点数じゃない」

「そーだけどー、まおの方が出来る」

「そうかな?変わらない気がするけど」


ただでさえ学費が高いこの学校、学力に
応じて免除の対象が増えるのなら
勉強が出来ないより出来た方がいい。

元々勉強するのは嫌いでは無かった。

と、言うより勉強以外する事が無かった。
スポーツもやりたいわけではないし。


「勉強出来るのも才能だよー?」

「そうかな…特にやりたいこともないし」

「まおは偉いよー1人で住んでるし」

「実家に居たくなくて少し遠くの学校って探したし
自分が望んだことだから偉くはないよ」

「んーん、そういうところだよー」


隣の席の木葉くんも、点数が良かった。
ただし、授業中に寝る事が多くて
最近ではよくノートを見せてる気がする。

ちゃんとすればいいのに。

木兎の時は何とも思わないのに
人が変わるとそんな事を思ってしまう。

/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp