第7章 いい目覚めの朝。
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ぼーっとしてる私を見て、木兎が笑う。
「まだ眠いのか?
とりあえず、朝メシ食いに行こうぜ!」
優しい笑顔だった。
トクン、と胸が鳴った。
この人が好きだと全細胞が叫んでるよ。
無事に食堂についてご飯を食べる。
雪絵ちゃんも、かおりちゃんも、既にいて
そこの輪に加わった。
「ねー、まお、昨日夜どこにいたの?」
「帰ってこないから2人で心配してたよ!」
「あー…ごめん、実は第三体育館でね、」
という話をしたら、とっても怒られた。
ってより、木兎が後から怒られてた。
「駄目だよ!女の子が部屋に戻らずその場で寝るなんて!」
「かおり声大きいよー、でもその通りだよ。
いくら木兎がいても、私達も心配だからせめて
連絡してほしいなーって思ったの」
「…ごめんね、心配してくれてありがと」
「いえいえー、まおが思ってる以上に
まおの事心配してるからね」
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