第1章 気になる、黄色目のあいつ。
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呆気なくその先輩は引退。
引退したところでその先輩との関係は
続くのだろう…なんてボーっと外を見る。
「おい!森岡!聞いてるのか!?」
びっくりして、ガタっと机が鳴る。
今は数学の時間だった。
「あー…はい、聞いてます…」
みんなが見てくる。
見るな。こんな私を見るなよ。
思ったより教師は突っ込んでくる事はなく
そのまま授業は進んだ。
予鈴がなり、お昼になる。
「まお〜お昼一緒に食べよ」
「雪絵ちゃん、うん!食べよう!
って、あー…ごめん今日持ってきてないんだ」
「いいよ、購買行こ、私もなんか買うー」
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