第19章 ケジメ。
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光太郎は昨日の夜、なんだかんだ
電話に付き合ってくれた。
落ち着くまで電話してやるよー!って。
結局光太郎が先に寝落ちしたけど。
いつかは何かしらでぶち当たる問題
だとは思っていたけど、今か。
せめて少し前なら良かったのに。
光太郎と付き合ってから
良い意味でも、悪い意味でも目立つ。
私は悪い意味で目立っていたし
光太郎は良い意味で目立っていた。
バレーやってる光太郎はカッコいいから。
ファンだった子は少なくはないと思う。
昨日の子みたいに好きな子だって
いるはずだし、悪い噂の私と光太郎が
付き合っていい顔するファンはいないだろう。
「ん〜」
「どしたの?元気なーい」
「いや、光太郎ってモテるんだねって
今思ってたところ」
「あー、バレーやってれば少なからず
カッコいいかもしれないしー
スポーツ万能だから体育祭で結構
声援送られてたよねー」
「……そう言えばそうだった」
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