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My Horned Owl Boy vol.2

第18章 影。




今日の授業も、これといって
可もなく不可もなく。

……世界史、よく分からないけど。
とりあえず世界史は暗記だし
テスト期間に勉強すれば問題ない。


「まお〜、部活行こー」

「あ、うん」

「森岡さーん!ちょっとー!」


全然知らない人に
声をかけられてしまった。


「……誰?」

「私、かおりちゃんと同じクラスなんだけど
今日教科書借りてたでしょ?
めーっちゃかわいいね森岡さん!」


いや、誰だよ。

その女の子は名乗る事なく、ベラベラと
話を進めていく。


「ねー、ごめん!ちょっとクラスに
来てくれない?お願いッ!」

「今から部活だからー」

「手短なら、いいよ」

「まおー、大丈夫?」

「うん」

「やった!じゃあ、ほら!来て来て!」


強引に腕を引っ張られ、かおりちゃんの
いるはずのクラスに向かう。

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