第17章 主張する首筋。
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昨日、光太郎が付けた時のやつだ。
———これはまずい。
第1ボタンはいつもしてないけど
仮に第1ボタン閉めても見えるやつだ。
うーーーーーん。
どうしたものか、悩んでいるとピンポンが鳴る。
インターホンで対応しよう…
「はい」
『まお〜!俺!迎えきた〜!』
「え、おはよう、ちょっと早くない?」
『張り切って早起きした!入っていい?』
「いいよー、ちょっと待ってて」
光太郎をソファーに座らせて待たせる。
その間にこのキスマークを
どうにかしなければいけません。
コンシーラーを駆使しても消えない。
さっきよりは目立たない、か?
「こーたろーさん、首、どう?」
「ん?なんか赤くね…?って、あ゛!?
俺か!?俺だ!!!ごめん!!!!」
「分かればよろしい、これでも
目立たなくしたんだけどね」
「ごめんなさい……気をつけます」
朝練前にしょぼくれモードにしてしまった。
仕方ないけど、こればかりは
言わなければいけない事です!!!
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