第3章 夢への一歩
るうな「マイコ、心配してくれてありがとうね」
マイコ「心配するのは当たり前でしょ。大事な親友なんだから(笑)」
るうな「うん」
マイコは満足したように頷くと、紅茶をひと口飲んだ。
マイコ「ところで、最近のキスマイ凄いよね。毎日メンバーの誰かがテレビに出てるよね」
るうな「そうだね。宏光もだけど、メンバーさんみんなが頑張ってるよね」
マイコ「うんうん。だけどさぁ、そんなに忙しくちゃ宏光さんと連絡取れないんじゃない?」
るうな「まぁ、今が大事な時だってわかってるからね………けど、宏光からはそれなりに連絡きてるし、大丈夫だよ」
マイコ「そうなんだ」
そう言うとマイコは、くすっと笑った。
るうな「どうしたの?」
マイコ「るうな、綺麗になったなぁって思ってね」
るうな「えっ?何?いきなり」
マイコ「前にも言ったけどさぁ、宏光さんの話してるるうなって、本当に幸せそうでキラキラしてて、いい顔してる(笑)」
るうな「そうかなぁ………なんか恥ずかしよ///…………でも、ありがとう」
それから1週間はバイトも入れず、LIVEに向けて音楽漬けの日々を過ごした。
宏光からのアドバイスもあり、自分達が納得のできるLIVEができる自信があった。