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空蝉が抱く死体【R-18】

第5章 ミルクとコーヒー



くちゅくちゅっと、ねっとり混ざり合う唾液と舌。

柔らかな舌は女性の脳内さえも犯していく。


「あぁ、唯人。もっと気持ち良くさせて」


薄暗い理科室のなか、四角い台に乗る女性は自身に跨る唯人を見上げる。


「女のくせに先急ぐな」


紺色のブレザーに、紺色のズボン。
そして首にはクロムハーツの首飾りをつけ、それが左右に揺れている。

チャラい。

そんな風貌をさせる唯人だが、黒髮である為少し緩和されている。


「だって唯人に触られると欲しくなるんだもの」

「はっ! いつも真面目に授業教えてる教師とは思えないな」

「だからこういう時は本能で動くもんよ?」

「あーそうかよ。んじゃ、遠慮なく」


そう言うと唯人は女性のブラウスを上に捲ると、勢いよくブラジャーを取り、そして豊満な乳房にかぶりついた。


「あああっ!!」


女性は上擦った嬌声を発し身を捩る。

それに唯人はまるで赤子のように吸い付き、何度も乳房の先端を舐め上げていく。


「っはぁ、やっぱりうめぇ。甘いミルクの味がする」

「ああっん。…もうまたそれ? ほんと唯人は甘いのが好きね」


自身の胸をしゃぶる唯人に、女性は頭を撫でてあげる。

すると唯人の指先が女性の太ももに伸び、厭らしく太ももを弄(まさぐ)る。



この女は、俺にとって唯一通常の中で勃起出来る女だ。




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