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空蝉が抱く死体【R-18】

第4章 無垢なる天使



『あ、お、お帰りなさい。智(さとし)さん』


雨宮の帰って行ったドアから、入れ違いでコンビニの袋を持った智が部屋にあがる。

そして、彼はすぐさま真白を見つけると、


『きゃあっ!?』


リビングの床に押し倒した。


『さ、智さん?』

「何勝手に男を部屋にあがらせてんだよ!?」


上から噛み付く勢いで、智は真白に対して詰(なじ)る。
それに困惑する真白だが、負けじと彼女も力強く目を向ける。


『たまたま知り合いに会って送ってもらっただけです!』


そんな真白に待っていたのは


「うるせぇー餓鬼が!! 俺に口答えすんな!!」

『っ!?』


首筋に伝わる鋭い痛みだった。

両腕を智に上から抑えつけられている為、真白は足をバタつかせて抵抗するしかできない。


『い、!! いた……い』

「ふんっ。お仕置きされたくなかったら、素直に俺の言う事を聞いておけ。お前は俺の所有物なんだからな」


口から血を流して笑う男は、最早人間じゃない。


真白の首筋からは絶え間なく血が流れる。
智に思いっきり噛みちぎられたせいだ。


「さぁ、今日はどんなプレイで犯してやろうかな?」


雄と化した智は、真白の服を乱暴に脱がしていく。もちろん真白は無抵抗なままだ。

まるでガラクタにでもなったかのように、目は光を宿さない。





ねぇ、私はいつから黒に染まってしまったんだろ?


許されならーー雨宮さんに抱かれたいよ。




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