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空蝉が抱く死体【R-18】

第3章 悪魔は微笑む



「え?」

「愛美、エッチしようか」


雨宮は缶ビールをソファーの前にあるテーブルに置くと抱き着く愛美を引き剥がす。

そして、彼女の手を取りベッドに向かった。


「石田さきゃっ!?」


ダブルベッドが置かれた薄暗い部屋。

雨宮は少し乱暴に愛美をそこに押し倒すと、上から覆い被さり自身の唇を愛美の唇に重ねる。

その最中ビールの味が口内を伝わり鼻に抜ける。


「っはぁ、い、石田さん?」


離れた唇。

乱れた息を整えながら愛美は少し前髪が崩れた雨宮を見上げた。


「俺は石田さんじゃないよ。賢一だよ」

「けんいち、さん?」

「そう。君の婚約者、賢一だ」


雨宮は優しい口付けを愛美にしてやる。

最初は唇同士を合わせるだけ、そこから雨宮は舌を出し愛美の唇をなぞる。


「んっ、ふぅ」


甘い吐息が愛美から溢れる。

次第に開いていく愛美の唇に、雨宮はすかさず舌を挿れた。

合わさる唾液と絡み合う舌は吸ったり、歯列をなぞったりと愛美の口内を激しく犯していく


「ふぅん、んんっあ」

「んっ」


すると愛美も次第に興奮が高まり、その手は雨宮の男性器に触れた。

そしてキスしながらスウェットの上から雨宮の息子を上下に摩る。

その快感からか、雨宮の口付けは激しくなり愛美の口の端から唾液が垂れていく。


「はぁ、はぁ、君、やっぱり変態だね?」


息も絶え絶えに唇を離した雨宮は下にいる愛美を見下ろす。

そこには繋がる銀の糸があった。


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