第8章 タイムリミットとクローバー
「お前の世話したいあまりにそういう類のことなら無理矢理言い聞かせて俺がするだろうけど、お前が本気で嫌がるようなこと無理強いするつもりもねえ…けど、下着履かずにスカートで出歩けとか、断っていいから」
『…それは別に嫌じゃないって、』
「じゃあお願い。俺以外の男にお前の大事なとこ、見せないで」
『……その方が、いいの?』
「勿論だ。俺が一番大事にしたい女の子だから」
大事なとこって、と少し困ったように言う彼女に、指を這わせて教えていく。
「まず胸。ここ俺以外が見るとかありえねぇし、触られるとか論外だから。痴漢されでもしたらすぐに報告、その場で犯人殺る」
次に、お尻の膨らみを撫でるとピクンと身体が跳ねる。
弱かったか、悪いことしたな。
「次にここな。感度高いところは全部そうだけど、お前感じてんの可愛いからすぐ襲われちまうし色眼鏡で見られちまうから絶対ダメ」
『ち、中也さ…っ、!…中也さんがそんな撫で、て…自分で言ってるの、にっ、ぁ、!?』
ぬるりと、蜜の感覚。
蜜壷を覆う割れ目をなぞれば既に愛液に濡れており、ひくひくとした感覚が指に伝わってくる。
「それからここ。因みに見たり触ったり、そこ使わせたりするような許可出しでもしたらお前もれなく説教コースだしマジで怒るから俺」
『ッ、!…や、なの…?』
「俺が他の女に誘われてハメてたらどうよ?」
『ぁ…っ、う、ん……分かった』
…成程、そっちの方が分かりやすいのか。
それにそういう面に関しては心底嫌がってくれるらしいし、それはそれでかなり嬉しいような。
『……、…生殺し、するの…?』
「!」
突然、我慢できないとでもいうような甘えた声で問われて驚いた。
いや、でもまあそうだよな…興奮したっておかしくないようなことばっかりしてるわけだし。
「…お望みなら、好きなようにさせていただくけど」
『ぁ、じゃ…あ、…いや、じゃなかったらね、?いやじゃ、なかったらでいいの…』
我慢させて、怖がらせて、強請れないようにさせてしまっていたらしいし。
『……嫌、じゃ…なかっ、たら……優しく、なくていい、から…っ…、抱いて、欲し…くて…ッ』
「不安にさせてたか、ごめん気付けなくて。…リアが望んでくれるんなら、喜んで」
『!!、う、ん…っ』
俺のリアへの気持ちが、大きくないからだと思われていたらしい。