第7章 燐灰石の秘め事
「ああ、なんでそのあたりは黒蜥蜴に任せて……ええ、はい。そんなところです」
『ッ…、♡、…っく、ぅ…っっ、!!!、!♡♡』
「え?いや、少しうちの子狐ちゃんが甘えてきてまして。可愛らしいでしょう、首領にも取られたがらないんですよね」
首領との電話。
かかってきたそれに出ないわけにもいかず、しかしかかってきた頃にはグズグズに蕩けきって力も入らなくなっていたそいつを放っておくほど俺も甘やかすつもりはなかったので、仰向けにしたままナカに挿入し、律動を続ける。
剥き出しになっているイイところをめがけて深く深く突いてやればあられもない声を大にして叫ぶものだから、ついその口を塞いで通話に出てからかれこれ三回は達したリア。
目がもうトんじまって、頭までやられてんなこりゃ。
少しやり過ぎたか。
なんて考えつつもやめてやるつもりは無いのだが。
『っ、…っふ、、ふ、…♡』
「いえいえ、任務とあれば仕方ないですよ」
ぶるぶる震える彼女が腰を動かして逃れようとするので、それを逃すまいと腰を引き、思いっきり奥にぶち当てる。
『ッッッぅ!!!?!!?♡♡』
身体をベッドから浮かせるほどに跳ねさせて、声に出来ずに快感を逃せず、耐えかねている彼女の額にまた口付けて、コツ、コツ、とそこをゆっくり突いていくと、またキュウウウ、とナカの締めつけを増し始める。
「はい。…はい、それではまた報告します」
通話が切れるのを待ち、それを確認してから携帯を置いて、塞いでいた口元から手を離してやると即座に空気を求めて口を開き、ガクガクと震わせながらこちらに抗議の目を向けてきた。
『あ、っあ、あああッ、!!イッた、イッたっ、!!!イきました、ッ!!!』
「あ?…ああ、知ってるけど」
『っっあああ、らめまたイッ…、あ、あっ、抱っこ、!!五回、我慢したッ!!我慢したの、ッッ!!!』
「嘘つくな、三回だろ」
『ひッ、♡♡…おねがッい、ぃ…ッ!!!♡♡』
怒るポイントがそっちなのがこいつらしい。
もっと他に抗議をするべきところがあるだろうに、可愛い奴め。
「そんなに抱きつきたきゃ起き上がって自分から抱きついてこい」
『無理ッ、むり!!!ら、ってなかはらさ、がこんなッ!!』
「違うなぁリアちゃん?お願いしてるんだろう?」
『っっ、…“中也”ぁ…ッ…意地悪しないでよお…っっ、!!!』