• テキストサイズ

赤髪と拳銃女子

第1章 思い出す


「っだぁー!やかましい!!分かったよ、男に二言はねぇ!!ナマエは今日からうちのクルーだ!!」

半ば自棄になりシャンクスがそう叫ぶと、場はさらにどんちゃん騒ぎのお祭り状態になった。

「ありがとうございます!!みなさん、これからよろしくお願いします!!」

ナマエは嬉しそうにそう挨拶し、最初とは打って変わって歓迎ムードの船員たちの方へ向かって行った。
その背中を見ながら、シャンクスはあの拳銃を思い出した。
見間違いではない、ずっと、彼女が手入れする姿を見てきたのだから。

「まぁ、今度ゆっくり話を聞くとするか。あーぁ、女、入れちまったなぁ」

押し切られた形とはいえ、最終的に許可をしたのは自分だ。
シャンクスは、自分の選択に後悔はしたくない。
きっと今回の選択はこの海賊団にとっていいことだったのだと、そう考えるようにしなければ。
そのためには、あの拳銃の前の持ち主・・・初恋の相手のことは、考えないようにした方がいいだろう。
そんなことできるか?それについてシャンクスは、とてもじゃないが自信は持てなかった。


/ 6ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp