第6章 賽は投げられた
センラside
カタカタカタカタカタ
パソコンのキーボードを打つ音だけが鳴り響く。
作っているのは要注意人物の一覧。
そらるさんとまふまふさんに上げる為のもの。
様の護衛の合間に、使える限り自分の人脈を使い、リストアップしてきた。
いくら上げてもキリがない。
こんな時、自分達が敵が多い存在だと再確認させられる。
どこまでいっても、どうやっても、自分達が反社会勢力なのは変わらない。
いくら政府と繋がりがあるとはいえ、安心出来るわけでない。
俺達のボスを、
あのか弱く、少し茶目っ気のある様を
守るにはまだまだ足りない。
敵はまだ多くいる。
やれる事は沢山ある。