第4章 噂の広まるパーティーにて
坂田side
うーん、暇やな。
様は当たり前やけどずっとお話しとるし、うらたんも時々話に呼ばれてる。センラもこんな風に喋っとったんやろな。
うらたんとセンラは、そらるさんとまふまふさんのお付をしてたやからやろな。そん時の知り合いやろ。
僕とまーしぃは基本的に戦闘の担当やしな。あんまり外の繋がりはないから呼ばれる事はないや。
それよりお腹減ったな。ほんまに料理美味しそう。あかんて言われてるけど、食べたいなぁ。
軽食は食べたけど、やっぱお腹減るよなぁ。
ふと、視線を感じた。
ちらりとこっちを見るのではなく、じっとりと舐めるようなもの。
そっちに視線を向けると、僕達より少し年齢が高めくらいの男が二人。
顔に見覚えはない。
服から判断すると中の上ってかんじやな。
うらたんに相談しようかなって思ったけど、うらたんは様と共にどこかの誰かとお話中。
うーん、じゃあ、どうしよかな。
向こうから何もしてない以上、何かするわけにはいかんし。
そんな事を思ってると、二人はホールから出ていこうとする。
時計を見ると、帰ってもおかしくない時間やった。
後でセンラにでも聞いてみよかな。