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ハリー・ポッターと闇の姫君

第8章 【対戦校のお出迎え】


「それとも箒とかかな?空を飛んで来たり……」
「違うわよ。だってとても遠くから来るんだし」
「それじゃあ『姿現し』とか。あっちの選手はもう皆使えるんじゃないかな?」
「もう!ホグワーツでは『姿現し』が出来ないって、『ホグワーツの歴史』に書いてあるっているのに!どうしてみんな知らないの!?」

 噂話を聞いていたハーマイオニーが、怒って頭から湯気を出さん勢いだった。あのハーマイオニーですら、まだ見ぬ客人たちを前にピリピリしている。しかし、ハーマイオニーの怒りも10月末の寒さの中ではそう長くはもたなかった。
 6時を過ぎても、ホグワーツに続く道はもちろん、空もいつも通り曇り空で何の気配すらない。もしかしたら来ないんじゃないかと不安になってきはじめた時、列の一番前にいたダンブルドア校長が嬉しそうに叫んだ。

「おおーー、儂の目に狂いが無ければ、ボーバトンの団体がお見えになられたぞ!!」

 ダンブルドアが空を見上げていたので、皆こぞって空を見た。空には小さな点が見えたが、それがぐんぐんと猛スピードで大きなっていく。
 月夜の明かりに照らされて、大きな羽の生えた物体が近づいてきているのが分かった。

「ドラゴンだ!!」

 興奮した誰かが声を上げた。だが違う、ドラゴンではないあれは――なんとペガサスだ。
 羽根の生えた真っい巨大なペガサスが、後ろに滅茶苦茶デカい馬車を引き連れてこちらに向かってきている。
 その大きさたるや、並みのゾウくらいある。それが12頭も集まって手綱に引かれて、徐々にホグワーツ生の集まる城の前に降下していった。
 そして生徒達の前にズトンと大きく音を立てて止まると、後ろに引っ張られていた馬車も音を立てて止まり、その重量は車輪が地面にめり込むほどだった。

 こんな大きな馬車、いったいどんな人が出てくるんだろうと、皆な皆身構えた。手綱を引いていた従者らしき人が慌ててキラキラした踏み出しを馬車の扉の前に置いた。そして馬車かスッと片足が出てきた。
 それが並大抵の大きさではない。通常の人の5倍以上はある。そして馬車から出てきた人を見て、皆が「あっ」と声を上げた。
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