第4章 体育祭
ラインを引き終え、自由時間になった。下校をしてもいいし、体育祭の練習をしてもいい。
「こんなのが1週間も続くって最高じゃね?」
「ねー。」
「ほ、ホントに…そうだね…//////」
「///////」
「…」(どっちかの言葉に反応して恥ずかしくなるのやめて…。私は空気…?)
麻里が言うには、私を通じて仲良くなれたらしい。
春樹はやっと先輩との話が終わったかと思ったら、今度は別の先輩に捕まっていた。
「妬けちゃうねぇ~?」
「うるさい翔真。」
「へいへい。」
「でも、仲良いんだね…吉田君。」
「…みたい…。」
グラウンドのトラックから外れたところで、3人でグラウンドの方を眺めていた。
「…」
「年上にモテんのかな?付き合っちゃったりしてな。」
「…翔真うるさい。」
「へいへい。」
不安になってしまう。
「…帰る。」
「え?」
「春樹帰ってこないから。」
「じゃあ私も帰る。」
「…じゃ、じゃあ、俺も帰る。」
3人で帰ることになった。春樹には一応LIMEをしといた。
すると、すぐに既読が付いた。教室で帰る支度をしていると、春樹が帰ってきた。
「何先に帰ろうとしてんの?」
「…」
「…てかお前、昨日の。」
「っ…。」
翔真を見るなり、翔真を睨みつけた。
「帰ろ?」
「…おう。」
4人で帰ることに…。