第4章 すりー!
「太腿の付け根まで愛液が垂れて来てるんだけど。どんだけ淫乱なの? 雌豚」
やめて、私は何も知らない。
知らずに今日まで生きて来たの。
けど、ーーこの人たちに犯されて全てを知ってしまうの?
美浜「蕩けた顔しやがって。やっぱり何も知らない女を犯すのはゾクゾクするよ」
それなりに性行為の知識はある。
男性経験にウブだとしても、女の子と話すとそういった知識は身に付いていた。
けど、聞いているだけと実践じゃ全く違う!
未だに乳首をぴちゃぴちゃと厭らしい音を立てて舐める美浜先輩に、意識がそっちに集中しちゃう。
「感じてるね真白ちゃん? エロいなぁ。じゃあ俺は真白ちゃんの首筋を頂こうかな」
『んんーっ!?////』
後ろから、不意に耳元で囁かれた刹那
生温かい感触が首筋から伝わった。
柔らかな舌が滑りを帯びて、ぬちゃぁっとゆっくり舐め上げる。
嫌だ、いやーーっ////
『んっ、ん////』
瑞希、満、茅兄、
蒼生兄ーー助けてっ!!
「なら俺は雌豚のここを触ってやるよ」
さっきからずっと太腿を撫でていた手のひらが、上に登り、そして私の下着に手が触れそうになる。
やめて、やめて、そこは!!
触られてしまうと思えば更にあそこが疼く。堪らず目を瞑って快楽に耐えようと身を張った刹那
バンっ!!!
盛大に屋上のドアが開いた。
へ?
「おい、何してんだよ!?」
熱を帯びた私の目線の先。
怒りに満ちた瑞希の顔がある。