第9章 貴女は堕ちて、ぼくに。 〔燭台切光忠/R18〕
「宴会?」
主に言われた事を問い返すと、主はにっこりしながら繰り返した。
「うん。ぱーっとみんなで楽しくやるのも良いかなって思ったの。どうかな?料理作るのが大変だから光忠さんと歌仙さんに聞いてからと思ってね。あ、勿論私も手伝うよ」
「それは楽しそうだね、ぼくは賛成だよ」
隣に立つ歌仙兼定は主の企画に賛成する。
勿論ぼくだって楽しい事は積極的にやりたいから賛成だ。
「ぼくも良いと思うよ」
「ありがとう、歌仙さん、光忠さん。じゃあ、いろいろ必要なものを用意するから、二人で話して書き出しておいてもらえる?」
「了解した」
ぼくと歌仙でほとんど決めて良いって言われ、二人であれだこれだと相談して宴会に出す料理を決め、必要な食材を書き出した。
「ありがとうございます、これで大丈夫?」
必要なものを書いたものを主に渡しに行くと、内容を見てこれで大丈夫か聞かれた。
「うん、歌仙くんと料理の内容は決めたよ」
「私も手伝うからね?遠慮しないでよ?言っておくけれどちゃんと料理出来るからね」
主が畳みかけるように自分も手伝うと言ってくれる。