第41章 愛はこれから 〔大倶利伽羅/R18〕
なのに今、私を離したくないって…どういうこと?
「…あほう」
私が問うと、はぁと大きなため息をついた大倶利伽羅さんに言われた。
「今度はあほうって言ったぁ」
大きくため息をもう一度ついた大倶利伽羅さんは、私をごろんと畳に寝転がらせた。
「ふあ?」
「俺はあんたを抱きたいから抱いていると言ったぞ。あんたはいつもしたいようにしているのだから、俺もしたいようにする」
大倶利伽羅さんの凄みを持った笑みが、目の前で私に向けられる。
だめだ…からだが言う事を聞かない…からだの奥は既に火がともり、大倶利伽羅さんを欲しがっているのがわかる…
「…ほぅ…この状態だけでそんな顔が出来るとは…全く油断出来ないおんなだな」
「へ…ど、いう…」
意味がわからず聞き返すけれどそれには答えず、大倶利伽羅さんは私にキスをしてきた。
「ん…は…っ…」
最初から舌を差し入れてきて、少し強引な動きをするものの、けしてそれは嫌ではなく、むしろ全身に甘美な思いがじりじりとからだを焦がす。
大倶利伽羅さんの手がゆっくりと肩からすべり、胸をおりると服も下着も着たままの胸を揉み出した。
布と肌が触れあうのが刺激になって敏感にそれを認識し、私は小さく喘いでしまう。