第41章 愛はこれから 〔大倶利伽羅/R18〕
ええと…慣れてる…?童貞じゃない…?
妙に手馴れた様子に、私の脳内は軽くパニックを起こしている中、大倶利伽羅さんの片手が床から離れ、私の腰あたりに触れ着ているものをたくしあげ、あっという間に下着をずらし外気にさらされた乳房を揉み出した。
「…っ…ぁ…ん…」
歯をくいしばるように声を出さずに我慢しているものの、やはり弱いところを触れられると声が漏れてしまう。
「声、出せ、聞かせてくれ」
大倶利伽羅さんが私の我慢している事に気付き、声を掛けてくる。
その声が何故か柔らかく、甘さを含んでいるのは、こういう状況だから…?
「んふぅ…あ…ん…っ…」
優しい声音にたまらず声を少し漏らすと、大倶利伽羅さんは私の唇を食むのを止めて、小さくふ、と笑った。
「…可愛い声だな…」
低音で言われ、ぞくりと背中が粟立つ。
遊びのはずなのに、優しい声とその微笑みに、愛撫とは違う悦びを感じるのは…何でだろう…どうして…だろう…
でもそんな考えも出来なくなってしまう。
大倶利伽羅さんがするりと下にずれると、揉んでいた乳房の中心を口に含むと舌で転がされ、途端、私は声をあげてしまった。
「あっ…はぁ…っ…」