第38章 愛も、戦いも、そして笑顔も。　〔同田貫正国／R18〕

「ひぅっ」

小さく雅が声をあげる。

雅の肌が粟立ったのに気付くが、吸い付くような肌の柔らかさに俺は魅了されたと言って過言ではない。

内腿を撫で回し、つけねへと指を伸ばすと「う…ぁ…」と声が漏れる。

下着の上から触れると、そこはしっとりと既に濡れていた。

「…濡れてる」

俺が言うと雅が「や…ぁ…っ…」と言う。

俺の指は遠慮なく下着の中へ入りこみ、上下に溝をなぞった。

雅の背中が震えるようにのけぞる。

腰が浮いたところで小さな下着を指を引っ掛けて脱がすと、「恥ずかし…っ」と雅が言うが何言ってるんだ、シたいんだろう？

すっかり脱がして全てを俺にさらけた雅は、今迄俺の見たどんなおんなより暗い中にも関わらず、白く内側から輝くような肌を見せる。

「…綺麗だな」

俺はもう一度覆いかぶさると、雅の顔にかかる髪の毛を払い、頬に口付けた。

すると顔を横に向けていた雅が正面を向き、俺はまぶた、鼻、額とあちらこちらに口付け、最後にふにりとした唇に口付けた。

「ど…ぬき…さ…」

俺を呼ぶ声は柔らかくとろりと蜜のようにまつわりつき、俺の全身をしびれさせる。