第5章 えっちなスタイル 〔歌仙兼定/R18〕
「ちょ…歌仙…っ」
私を捉まえた歌仙は、そのまま私を押し倒し、何とも色っぽい顔で私を見下す。
「主…雅…捉まえた」
「だからっ…その厭らしい恰好で…やめて…っ」
私は悶えるものの、歌仙は私に顔を近付けて私の着ているものの裾から中へ手を差し込み、肌に直接触れてくる。
「ちょ…か、せん…ずる、い…」
すっかり歌仙のペースに呑み込まれ、私は歌仙に乱されてゆく。
「ん…ふぅ…か、せ…ん…」
「嫌だと言っていたのに、すっかり蕩けてぼくを待っているじゃないか」
余裕ある歌仙の表情が憎たらしいものの、すっかり酔わされた私は歌仙が早く欲しい。
「いじ、わる…っ、はやく…きて…」
「仕方ないな、ぼくの雅は。手当てをしてもらうのは、ぼくのほうだったのに」
私を惑わした、ずるいのは貴方でしょう、そんな事を言いたいけれど、流されていく私のからだと心は貴方にすっかり捕らわれているの。
「はっ…締めすぎ…雅…」
「かせん…これいじょう…は…むりっ…」
歌仙の厭らしい下着姿に惑わされ、手当てをするはずが違う手当てになってしまった私たちはそのままからだの絶頂へ駆け上がり、後に私がクレームを出すハメになった。
「もう…歌仙…その恰好で私の前に現れないで!」
<終>