• テキストサイズ

刀剣純情伝 《刀剣乱舞/短編集/R18》

第25章 愛して強くなる 〔蜂須賀虎徹/R18〕


「あの…それは…」

着替えを持つ手をぎゅっと握るものの、少しその手は震えてしまう。

「貴女を愛している、と言ったら、俺を笑う?」

蜂須賀さんの更なる言葉に、私は着替えをぽとりと落とし、蜂須賀さんの背中に手を回して抱き着く。

「…うぅん…私も…蜂須賀さんが…好き…」

蜂須賀さんが私の発した言葉に目を見開き、「まいったな…」と小さく言ったと思うと、私をさっと抱きかかえていた。

「えっ…あのっ…」

運ばれた先は既に敷いておいた布団。

ぽすんとおろされ、そのまま蜂須賀さんは私に覆いかぶさると、桃色の髪が両肩から流れ、私の顔の左右を覆う。

「…いいかな…貴女を俺のものにして…」

蜂須賀さんはそう言うと、私の返事を待たずその端正な顔を近付け私にキスしてきた。

一気に舌が入り込み、私の舌を探し捕まえる。

「…ん…あぅ…」

声にならない声を漏らし、私は両腕を蜂須賀さんの首に回すと、蜂須賀さんの片手が着替え途中だった私のからだに触れ、乳房を優しく揉み出す。

「…主…雅…綺麗だ…」

唇を離した蜂須賀さんに言われ、からだを見られて恥ずかしくて横を向く。
/ 790ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp