第3章 Je Te Veux 〔大倶利伽羅/R18〕
どうして好きな人に名前を呼ばれるのって、こんなにどきどきするんだろう。
大倶利伽羅は、少し私のからだを浮かせると自分が座り直し、浮かせた私の腰を引き寄せると、一気に腰を押し込むように私のからだを沈ませて、怒張する自分のものを私の中へ押し込んだ。
「あああん…っ」
私の嬌声がお風呂場に響く。
声を抑えないと他の男士たちに聞かれちゃいけない、けれど、とっても気持ちが良いし、なにより好きな人とひとつになれるのが嬉しい。
「だいじょ、うぶ、か…?」
大倶利伽羅がからだを心配してくれる。
初めてじゃないけれど、それでもこんな大きいのを受け入れた事がなく、広がった私の中はぎちぎちみたい。
「雅の中は…気持ち良いな…」
「…私も…気持ち…良い…」
大きく息を吐いて、大倶利伽羅の肩に両手を置く。
大倶利伽羅は私のからだをしっかり抱き締め直すと動き出した。
「はう…っ、あぁん…」
風呂の中で私たちは交わり、水が跳ねる音と二人の荒く吐き出す息だけが響く。
ねぇ、こんなところでスルってみっともない?
でも好きな人と出来るなら…ひとつになれるなら…どこでも良い…