第1章 胸騒ぎ
「おーい。用意できたかー?!」
「はーい。いまいくー。」
私たちはこれから、隆二の仲間たちと京都へ旅行へいく。
待ち合わせは、品川駅。
品川駅から新幹線で向かう。
駅中でお弁当を買い込んで新幹線に乗った。
「隆二、はい。お弁当。」
お弁当を隆二の膝におく。
「ありがと。」
『しかしこの仲間たちといく旅行に、私がいていいいのかなー。。しかも、元カノもいるし。。彼氏と参加してるけど。隆二はどう思ってるのかな。。』
ちらっと隆二をみる。
「んー?どした?食いたいの?」
「ううん。別にいらなーい。」
「怒るなよー。」
離れた席の方から声が聞こえた。
どうやら、元カノさんの席の方だ。なにやらもめている。
「今日は、みんなで旅行って前から話してたのに、飲んで午前様なんて信じらんない。連絡もないし。」
「だから、ごめんっていってんじゃん。」
逆ギレした彼氏さんの方はそっぽを向いて寝てしまった。