第3章 魔女と銃弾
この任務遂行のために中古車を用意した
理由はもちろん
血で自分の愛車を汚したくないから!
それ以外ない。
私はアイリッシュ
魔女だ。
慣れないハンドル
慣れないアクセル
ムカつくほどに加速が鈍い
現代の流行らしき音楽が車のスピーカーから流れている
今回初めて、任務に同行者が付くことになった。
その同行者を拾うために車を走らせる。
ライと呼ばれる男
しかし
私は知っている。
というか
顔を見ただけで視えてしまう
この男はスパイ
FBIの人間
名前は 赤井 秀一
何のために組織に潜入しているのかはわからない
この組織を潰すためか?
自分の正義を貫くためか?
そんなのどうでもいい
私は不思議に思う
なぜ、すぐ死んでしまう人間のくせに
脆いくせに
なぜ、自ら危険を冒して
死ににいくような真似をするのか
私は・・・・・わからない。
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魔女と銃弾 ②魔女の眼
時間軸前後して申し訳ないです・・・・;