第1章 ちょっとまって、先生。
「#NANE4#さんって、朝型ですか?夜型ですか?」
荷物を置いて、共用スペースの家具を搬入したり、食器などを棚に入れている時に聞いた。
「ん?どして?」
「いや、家事分担とかどうしようかなって思って。
いくら何でも生活する上では決めておかないと大変じゃないですか?」
「俺は夜型。朝起きれないよ。まじで。」
何となくそんな気がしてたけども……。
「じゃあ、朝ごはんとかそういうのやっときますね。
というか#NANE4#さんは今なんの仕事してるんですか?」
「役所の役員。帰るの遅くなるかも、先食べてていいし、自由に過ごして。」
「あ。了解です。」
「ただ、ゲームのために命削るようなことはしないように。」
「……はい。」
さすが元担任。私の性格を分かっている……。