第2章 植物少女リリィの1日
イルミ様と一緒にお昼を食べてデザートにプリンを食べて。今日あったことをお話しした。
お気に入りのお水が出来たこと、いちごを食べたこと、アカネとお散歩に行ったこと、花冠を作ってお母様にあげたこと今日あったこと全部!イルミ様は私を膝に乗せて抱っこして時々頭を撫でながら聞いてくれた。ゴトーの話をした時ちょっと笑ってよかったねってゴトーはとっても優秀でお仕事上手だから何かあったら呼んでみるといいよって教えてくれた。
沢山お話してるうちに夕飯になってお母様達のいる食堂でご飯を食べた。お母様は花冠をとっても気に入ってくれたみたいでお父様にもお話してた。
食べ終わってシャワーを浴びたら眠たくなってウトウトしてたらイルミ様がベットに連れてってくれた。明日は一緒に遊べるからもう寝なさいって。
「オヤスミナサイ…イルミサマ」
「おやすみリリ。」
イルミside
リリィを寝かしつけた後父さん達の部屋に行く。
「見てイルミ!!リリィちゃんが私に毒草の花冠を!!才能あるんじゃないかしら!!」
そう、リリィが今日行った花畑は一部が毒草になっている。リリィは耐性があるからかぶれたりしない卦度ね。本当は花を渡したかったんだろうけどね……。
「そうだな、リリィが望めばそれもいいかもな。どうだイルミ、リリィは」
「うん、ほとんど問題ないよ。ただ、まだちゃんと上手く話せないって事かな。まぁそれは、俺達とくらいしか会話をしないからだと思うんだ。執事たちは必要最低限しか会話しないしね。文字の覚えも悪くないし頭は悪くなさそうだよ。」
まぁ、まだ片言で恥ずかしがってあまり話しをしてくれないんだよね、毎日の報告も話すより殆どボードに書いて話してる。これでは手間がかかる……まぁ可愛い卦度。言われたことはちゃんと覚えるし素直だから何でも信じてくれる。
「まぁ、それはもう少し様子を見るとしよう。」
「ああそうそう、リリィちゃんを傷付けたあのブリーダーだけど。家族親族諸共殺しておいたからこれで、リリィちゃんもこれで安心ね♪」
「そう。まぁ多分リリィそいつのこと覚えてないと思うけど……。」
この日は1日の報告で終わった。明日はリリィとお出かけだ。外にでも行こうか……いや。まだ危ないからまだ言ったことの無い方の庭にしよう。