第1章 プロローグ
私ね、大好きだったよ…。
もう伝えることは出来ないけれど。
いつも気遣ってくれた征ちゃんが。
子供みたいに無邪気なむっくんが。
元気をくれていた大くんが。
可愛くて優しいさっちゃんが。
冷静だけど、仲間思いな真ちゃんが。
明るくていつも笑顔の涼ちゃんが。
絶対に諦めない、まっすぐなテツくんが。
本当に、大好きでした。
神様…どうかお願いです。
短い間だけでもいいの。みんなに会いたい。
伝えられなかった想いを…。
あの日の私へ、伝えてください。
それが出来るのは、私だけなの…。