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甘やかしてよ、トリュフ

第9章 丸めたチョコの表面に、コーティング用チョコを塗ります



「あなたのことだけ考えて…あなたの幸せだけ願ってきました。本当は、オレなんかが関わらない方がいいに決まってる。あなたには家庭があるんだから…。そう思って、ずっと我慢してきました。でも有さん、つらそうだったから…。旦那さんに抱いてもらえなくて、泣いてたから。だからオレ、もう、この隙間だけはオレが埋めてあげようって。有さんの旦那さんはあの人ただ1人、それはそれでいいから、でもあの人が与えてあげられないものをオレが与えてあげようって。それだけ…それだけなんです…」

泣きそうな声だった。いやほとんど泣いていたかもしれない。

「秋也くん…」

不貞とか、そんなこともう考えられない。こんなに私を愛してくれるこの子を、私だって愛してしまう。

ああ……

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