第7章 冷えたチョコを手で丸めます
チュッ、チュッとリップ音が響く。秋也くんは私の服を全て脱がせて、体の隅々までキスの雨を降らせた。
くすぐったいような、気持ちいいような。彼の熱い唇が触れるたびに、ゾクゾクしたものが背中を駆け上った。秋也くんはまだひとつも服を脱いでいないのに、私だけこんなの、恥ずかしい。
「秋也くん…あん…」
秋也くんの手が私の双丘に触れた。やわやわと揉みしだかれる。愛おしそうに、秋也くんはその膨らみにも何度もキスを落とした。
「はぁはぁ…んっ、あ、そこ…」
秋也くんの唇が、敏感な頂点を含んだ。ペロペロと舐められて、すでに固く立っていたそこは歓喜に震えた。
「有さん…気持ちいい?」
「はあっ…ん、きもちいい、よ…。ふぁ…もっと…」
もっと、とお願いすれば秋也くんは私の望み通り、丹念に舐め回してくれた。押し付けたり、弾いたり、まとわりついたり、秋也くんの舌はどこまでも私を喜ばせてくれた。
「あ、だ、めぇ…、そんな、されたら…。い、イっちゃう、からあ…」
「じゃあ、もっとしますね」
「んっふぅ…、や、きもち、ぃい…きもひ、あん…あっアッ…!」
グッと登りつめて、はじけた。体がビクビクと痙攣する。
胸だけでイっちゃった。今までこんなこと、なかったのに。