第13章 雅楽川、恐怖体験←
「これはこれは☆最近恥ずかしがって全然抱きついて来なかったのに誉が自ら私の所にハグしに来るとは…Amazing!!」
「随分怖がられてるなぁ?宗wwww」
「その…悪かったと思っている…のだよ…」
さぁ、字面だけではカオスな状態だ。でも絵面でもカオスな状態だ!!!←
日々樹渉に後ろから抱きついて…というか背中にしがみついている私。そして喜んでいる日々樹渉。
その前に正座して反省している宗様。その後ろで椅子に座ってケラケラ笑っている零様。
ダメだ、説明の文までもがカオスになる←
「反省してるみたいだし…許してやったらどうだ?」
恐る恐る背中から顔を出して斉宮先輩を見る。
「…許してやらんこともないです…」
oh…何か転生してからやたらとツンデレになる…なんやこれ。フィルターかかっとるんか。←
「!!それは!本当かねっ!!!」
「!?!?」
まさかの食いつきっぷりに吃驚してまた背中に隠れる。
「宗、そんなに勢いよく来たら誉も驚いてしまいますよ?誉も。そんなに怖がらなくても宗は優しいですから大丈夫です!」
「う、うん…」
いや、優しいのは知ってるよ!?ツンデレさんなのは知ってるけどっ!!生は怖い!!!迫力凄い!!!
まぁ、こうして、渉にぃのお陰でこの雅楽川恐怖体験は幕を閉じたのだった……←