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【黒子のバスケ】短編集

第6章 フライトプラン【黄瀬涼太】


俺はここで、ここにいる人たちの前で誓う



必ずつばきを幸せにするって


まだ機長にはなれていないけど絶対に機長になる。
そしてつばきを絶対にエジプトに連れて行く。



「それでは…誓いのキスを」



たどたどしい日本語の神父

リハーサルでは日本語はペラペラだった(笑)



だけどこのたどたどしい神父の日本語もロマンチックに聞こえる





降ろされていたベールを上げて


俺を見つめてくれるつばきの肩に手を乗せてそっと唇を重ねるとシャッター音が鳴り響いて大きな拍手をしてくれた












フラワーシャワーをしてくれるみんなの間をゆっくりとくぐる俺たちに友達からの声がかかる


「今日だけはいい男だぜ(笑)」

あんたには一生敵わねぇっすよ。
でもつばきにとっては一番かっこいい男でいようって思ってるっす


「おめでとうなのだよ」

ありがとうなのだよ(笑)


「黄瀬、チャンスをものにしたな」

つばきは赤司っちの奥さんのとこの弁護士事務所で男女関係の問題を解決してる。
親身に話を聞く姿勢がクライアントに受けてるって教えてくれた


「黄瀬ちんおめっとー」

「ちょっ‼‼髪に乗せないで‼‼‼」


フラワーシャワーを頭の上からそのまま落とされた(笑)


「おめでとうございます!黄瀬君!」

黒子っち‼‼
ありがとうっす

「きーちゃん!今日はイケメンだね」

「お腹大きいのに来てくれて嬉しいッス!順調?」

「もちろん来るよー‼‼順調だよ!ほんとーにおめでとう‼‼」

桃っちはもうすぐママで黒子っちはもうすぐパパ
中学から一途な想いを貫いた桃っちは本当に幸せそうで、腰を支える黒子っちもすっげーいい顔



「黄瀬!よかったな‼‼大事にしろよ!」

大事にする。

絶対に傷つけない


俺はずっとずっとつばきと歳を重ねて思い出を重ねていく。


3年前の6/18


出会ってからたくさんのプレゼントをもらったけど今年が最高


だって一番欲しかったつばきとこの先ずっと一緒にいられる権利を手に入れたから





「涼太…お誕生日おめでとう」

「つばき…お誕生日おめでと」






【結婚おめでとう‼‼‼‼‼】


お互いに祝い合ってみんなに祝われて…

最高の誕生日だ
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