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【黒子のバスケ】短編集

第5章 喜ばせたくて【今吉翔一】


side つばき


翔一のがあたしの中でビクビクって動いて膜越しにに翔一の欲を感じた。


翔一があたしよりも先にイクなんて初めてだった。


いつもいつもしてもらってばっかりのあたしだけど今日は少しでも気持ちよくなってもらえたって思っていいんだよね?


「……すまん…」

「えっ⁉なんで⁉」

「満足してへんやろ?」


何言ってるの?
そんな訳ない。


翔一と触れ合えるってだけであたしは幸せで満足だよ。
それに今日は本当は翔一に言われるまでしないって決めてたのに結局あたしからおねだりしちゃった…


「そんなことないもん。翔一が気持ちよくなってくれてすっごく満足だもん」

「自分…可愛いこと言ってくれるな」


あたしを抱き寄せてくれるこの瞬間だって幸せでたまらない。



「にしても…エライ過激な下着選んだな」

「こっ…これはッ…」

まさかこのタイミングで言われるなんて思わなかった。
してる時は興奮してるからまだましだけど終わった後に改めて言われるのはすっごく恥ずかしい


「……翔一が…喜んでくれたらいいなって…」


それに大胆な下着のお陰であたしも大胆になれた。

ランジェリーが雰囲気と気分を作るんだから特別な時は特別な下着じゃなきゃダメなんだって言ってくれた先輩に感謝しないといけないよね。

「めちゃくちゃ嬉しかったで。……また期待しとる」


さすがにもう恥ずかしくて今は下着を外して普通のパジャマを着たけど…

裸よりもつけてる方が恥ずかしい下着は大正解だった。



しばらくは絶対に着ないけど、また翔一に喜んでもらえるならたまにはいいかななんて思いながら暖かい腕の中で一緒に眠った。


ぐっすり眠る翔一の腕からちょっとだけ抜け出してテーブルに置いたのは仕事で使うベルト。

気に入ってくれるかな?





たまにはお出かけしないでベッドで過ごす休日があってもいいよね。


ゆっくり過ごせるお休みは愛する人とたくさんの愛を交わして終わっていった。



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