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【黒子のバスケ】短編集

第2章 お勉強 【火神大我】


結局あの後勉強中のつばきとの二人っきりの接触は禁止されて、つばきからも「ごめんね。追試合格するまでキスしないことに決めたの」とか半べそかいて言われてマジで手も触らせてくんなかった。



そして迎えた今日の追試。

今日合格すれば予選も間に合うし、つばきにも触れる。



バスケもできねぇし、つばきとも引き離されて死ぬ程フラストレーション溜まりまくりだけどテストは9割以上解けた



採点を受け取って部室にいるつばきのところへ全速力で向かう


「つばき!!!」

「大我!!!どうだった!?」


457点

そう書かれた紙をつばきに見せると大喜びで俺に抱きついてきた。


「よかったぁ…よかったよー!!」

「つばきのお陰だ」

これでキスも解禁だ。


抱きつくつばきを少し離して唇を重ねると俺の首に手を回して応えてくれる。


ちゅっちゅ…ちゅっ…ちゅ

静かな部室に響く俺とつばきのキスの音で理性がぶっ飛びそうになる。


少しだけ…


柔らかい胸に触れようと手を伸ばした瞬間





「火神ぃ!!!そんな事する前に俺らに報告する事あんだろ!ダァァァホ!!」

やっべー…キレてる

「まぁまぁ日向。火神も頑張ったしさー今回は大目に見てやんなよ」
俺らを見て明らかにニタニタと笑う小金井先輩


「そうだぞ日向。若い2人だ」
いや、歳は1つしか変わんねーだろ!どんなボケだよ

「キスぐらいさせてやろうよ。自分が彼女いないからって焼きもち妬くなよ…はっ!あるキス魔が歩きスマホ!キタコレ!!!」
ダジャレマジやめろ…です!


「時間通り来るレギュラーが一人もいないとはねぇ…こんな所で油売って余裕みたいだから…インハイで当然優勝するのよねぇ?…追試のくせに何イチャコラしてんじゃボケー!!!そんでつばきちゃんは火神の前でその顔やめなさーーい!!!!!」




「えー無理です。。だって…大我、かっこいいんですもん…」


「「「「こいつら…全然懲りてねぇ!!!」」」」



しかしこの一件以来、テストの度に火神とつばきは引き離され、火神の順位は右肩上がりで部としてはありがたい限りだった
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