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【黒バス】歪んだ愛情

第3章 歪み始めた心


俺は自分の部屋に戻ってから涼太にメールをした。

To:涼太
From:架音
Subject:なし

涼太、ずっと心配してメールくれてたのに無視してごめんね・・・。
あのさ、メールじゃなくて直接話したいことがあるから部活が終わったら俺の家に来て。

と言う内容のメールを送った。
すると、すぐに了解っすと書かれたメールが戻ってきた。

「あはは。涼太に睡眠薬を飲ませてあの廃墟に連れて行けば涼太は俺だけのもの。」

そして、俺はどす黒い感情を抱いたまま涼太がやって来るのを待った。
夕方5時を回った頃に兄ちゃんが俺の居る実家に帰ってきた。

「ただいま~。」
「あれ、何で兄ちゃんこっちに買えって来てるの?」
「お袋にお前が精神的に参ってるみたいだから相談に乗ってやってくれって言われたからな。」
「兄ちゃん、涼太が来るから俺がメールするまで外で時間を潰しててよ。」
「駄目だ。今のお前を黄瀬に会わせるわけにはいかない。」
「どうしてよ。涼太に会って謝りたいことがあるんだよ。なのに何で会わせないなんて言うの?」
「俺が心理カウンセラーの資格を持った保健医だってことを忘れてないか?」
「それとこれとは話が別でしょう。」
「今のお前は黄瀬に精神的苦痛を与えられて心に闇を抱えているはずだ。今まで黄瀬のことを避けるように学校を休んでいたのに黄瀬を家に呼び出すってことは何か良くないことを企んでる可能性もあるからな。
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