第2章 ヘルズ・バレンタイン
だが、所詮自分達を模したチョコレート・・・。
誰かに食われても別に大したダメージにもならないなと
高を括っていたが、すぐ後悔する羽目になった。
「因みにこの『幹部くん』達は、とても精巧に出来ているのだ」
がエルヴィン人形のジャケットをパカっと外して見せ
「ほら、こうやって服を脱がすことが出来るのだぞ」と
実演してみせる。
そして、凄く極悪な表情になり
「服をどんどん脱がして最終的に辿り着くのは裸体だ。無論
『とても精巧に作ってある』から、普段ひと目に晒せれない
部分も『とても精巧に』作り込んである。
きちんと採寸したものだからオリジナルと同じ大きさだ」
静まり返っていた食堂が一気に上を下への大騒ぎになった。
「つまり、アレか!?団長や兵長、ミケ分隊長のブツも
精巧に原寸大!?」
「いや~ん!!団長の男根咥えたーい!」
「兵長のも触ってみたいわ!」
「ミケさんはやっぱでかいのか!?」
「ハンジ分隊長には胸があるのか!?」
押し寄せる兵士達をリヴァイ班、ハンジ班、ミケ班が
抑えつけてくれていたので、は「物々交換で
このチョコの一部とトレードだ!」ともう一度ルールを説明した。
最早競売である。