第13章 第13話
潤「あの時、俺外出許可が半日しか取れなかったから、お前を病院に運んだ後俺も病院に帰されたんだ。雅紀が翔の目が覚めたら連れて行くからって言ってたんだけどな…」
そうだったんだ…だから潤くんだけ居なかったんだ…
翔「…ごめんなさい…父さんが皆を追い返したから…」
潤「仕方ないさ…でも、またこうやってお前に会えたから…」
あ…まただ…
潤「…どうしたんだ?翔…」
翔「えっ…その…潤くんの表情が前と変わったな…って思って…」
潤「変わった?俺が?」
翔「うん…以前の潤くんは時々どこか寂しげな表情してたから…でも今は穏やかな表情になってるな…って、ご、ごめんなさい!偉そうなこと言って…!」
うわー!俺何言ってるんだ!
怒られると思い謝り続けていたら、突然潤くんに抱き締められた
潤「…翔…お前は俺の事見ててくれてたんだな…」
翔「えっ…?」
な、何の事?
潤「翔…これからも俺の側にいてくれ…もう離さないから…」
翔「潤…くん…」
潤くんは俺から少し離れたと思ったら、また顔をソッと近付けて…
「ヤッホーーー!」
翔・潤「うわーっ!」
えっ!な、何事!?