第12章 第12話
翔「皆…今までありがとう…ここでの出来事、俺一生忘れない…」
雅「俺達も楽しかったよ翔ちゃん」
智「翔くん元気でな」
翔「うん…皆も…」
その時潤くんの顔を見て、俺はふと思い出した
翔「そうだ…潤くんこれ…」
潤「え?」
俺は自分の首からペンダントを取りだし、潤くんの前にかざした
それは俺が潤くんから渡された水晶のついたストラップだった
翔「これ…返すね。今までありが…」
潤「これは翔くんにあげたものだから翔くんの物だよ」
翔「えっ…」
潤「だから返すなら向こうの『俺』に渡して」
え…それってまさか…俺が前に話したあの『おまじない』の…
その時
<ゴロゴロ…>
和「あっ…雷…」
突然雷が鳴り出し、視界の端に稲光が見えた
翔「潤くん…ありがとう…」
潤「俺こそ…今までありがとう…」
潤くん達が俺から離れたその時
<ドーーーン!>
俺の直ぐ近くに雷が落ち、俺はそのまま意識を失っていた